レッスンとセッションの違いは?言葉の違いを解説

ピラティススタジオのホームページを見ていると、「プライベートレッスン」や「プライベートセッション」といった言葉に出会うことがあります。
これらの「レッスン」と「セッション」という言葉、実際にどう違うのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はこの二つの言葉の意味と使われ方について詳しく解説します。
レッスンの意味は?
「レッスン (Lesson)」は、日本語で授業や稽古、練習を指します。この言葉は、指導者や教師が生徒に対して一方的に知識や技術を伝えることをいいます。
たとえば、ピアノやバレエのレッスンなどでは、教師が生徒に直接教えるスタイルが一般的です。
生徒は先生の指示に従い、技術や知識を習得していくことが求められます。このような一方向的な教え方が、レッスンの基本的な特徴です。

セッションの意味は?
一方、「セッション (Session)」は、特定の目的に向けて参加者同士が共同で活動を行うことを指します。
会議や会合、音楽において演奏のための集まりなどに「セッション」という言葉が使われることが多く、「その場で一緒につくり上げていく」という意味を持ちます。
たとえば、特定のスキルや知識を向上させるために、参加者が集まって行う教育的な活動を「トレーニングセッション」と言いますし、ジャズなどの音楽で演奏者が自由に集まって即興演奏を行なう場合に「ジャムセッション」と呼んだりします。
ピラティスではどちらを使う?
ピラティスにおいては、グループで行う場合には「レッスン」、個別のプライベートな場合には「セッション」と使うことが多いのではないでしょうか。
グループでは受講者が同じ動きをし、インストラクターから指導を受けますが、プライベートではマンツーマンで個々に合わせたプログラムが組まれます。
ピラティスは元々「コントロロジー」と呼ばれ、ジョセフ・ピラティス氏が「心と身体のコントロール」を意味する造語として名付けました。つまりは、一方的に教わるだけでなく、自分で身体を能動的に動かしていく意識が大切ということです。
プライベートでは特に、インストラクターの指導や声かけによって一緒に作り上げていく「セッション」という言葉が広く使われているのかもしれません。

まとめ
「レッスン」は先生と生徒の関係で一方向に教えを学ぶ活動、「セッション」は目的を持った複数の人による活動、という違いがあることがわかりました。
ピラティスにおいては、特にプライベートで行うことにこだわるスタジオでは、双方向でつくり上げていく「セッション」が使われていることが多い気がします。
ピラティスに興味がある方は、スタジオのホームページで「レッスン」と「セッション」がどのように使われているのかを比べてみると、新たな発見があるかもしれません。