目次
🌸ラベンダー精油(Lavender Essential Oil)について
アロマオイルの中でも特に万能で人気の高いラベンダーは、初心者にもプロにも愛される精油です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Lavandula angustifolia(真正ラベンダー) |
| 抽出部位 | 花と葉(主に花) |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 主な成分 | リナロール、酢酸リナリル など |
| 香りのタイプ | フローラル系(やさしく甘い、ややハーブ調) |
主な効果・効能
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| ・リラックス効果 | 自律神経を整え、ストレスや不安をやわらげる。睡眠の質向上にも◎ |
| ・鎮痛・抗炎症作用 | 頭痛、筋肉痛、生理痛、肩こりなどの痛みを緩和 |
| ・安眠作用 | 寝る前の使用で入眠しやすくなり、眠りの質が向上 |
| ・肌の修復・抗菌作用 | ニキビ、やけど、虫刺され、日焼けのケアにも◎ |
| ・血行促進 | 冷えやこりの解消に役立つ |
使い方いろいろ

1. アロマディフューザーで芳香浴
- 部屋に香りを広げて、リラックス空間に。
- ストレス緩和・寝室の香りづけにぴったり。
2. お風呂に数滴(アロマバス)
- 湯船にラベンダーを2〜3滴(無水エタノール or 塩に混ぜるとより安全)
- 心身ともにリラックスでき、安眠効果も高まります。
3. トリートメントオイルとして
- ホホバオイルやスイートアーモンドオイル10mlに、ラベンダー精油を1〜2滴混ぜてマッサージオイルに。
- 肩こり、腰痛、足のむくみのケアにも使えます。
4. ピローミストやルームスプレー
- スプレーボトルに精製水+無水エタノール+ラベンダーで簡単スプレー。
- 寝る前に枕にシュッとひと吹きすると、ぐっすり眠れます。
5. スキンケアにプラス(※低濃度で)
- ニキビ・かゆみ・炎症に。基材(クリームやジェル)に薄く混ぜて使用。
- 肌に使う際は必ずパッチテストを。
使用上の注意
- 原液を直接肌に塗らない(敏感肌には刺激になることがあります)
- 妊娠初期の使用は避けた方が安全(医師に相談を)
- 精油は高濃度なので、1〜2滴で十分
- 子どもやペットのいる空間で使うときは注意が必要
ラベンダーと相性の良いブレンド例
| 組み合わせ | 香りの印象・効果 |
|---|---|
| ラベンダー+オレンジ | 明るく安心感のある香り。リラックス+気分UP |
| ラベンダー+ローズマリー | リラックス&集中力のバランス。朝の使用にも◎ |
| ラベンダー+フランキンセンス | 深いリラックス、瞑想や睡眠前におすすめ |
こんな人におすすめ
- 日々のストレスを和らげたい人
- 寝つきが悪い/眠りが浅い人
- 肩こりや筋肉の緊張がある人
- お肌のケアにも使いたい人
* Expert Review Note

岡本 妃香里(おかもと ひかり) 薬剤師・アロマテラピー検定1級
2014年に薬剤師、2025年にアロマテラピー検定の資格を取得。
アロマが人々の体や心の健康に深く影響していることに興味を持ち、アロマテラピーについての学びを深め、現在はアロマを販売する企業のサポーターとしても活躍中。
ラベンダー精油はアロマテラピーの王道ともいえる存在で、私自身にとっても日々のケアに欠かせないものです。
甘く優しいフローラル調の香りは、気持ちを落ち着かせたいときや眠りの準備にぴったり。私は夜、寝室でアロマストーンに数滴垂らし、深呼吸をしながら寝ています。翌朝の目覚めもすっきりと感じられます。
ラベンダーはブレンドもしやすく、柑橘系やハーブ系の精油と合わせることで香りの表情が広がるので、その日の気分に合わせて使い分けてみるのもおすすめです。
