【アーユルヴェーダ式】ドーシャの変化に伴う理想的1日の過ごし方

アーユルヴェーダは毎日の生活に優しく寄り添う健康メソッドです。私たち自身も宇宙の一部と捉えているため、季節や年齢により日々の過ごし方に変化をつけることで、毎日を健やかに過ごしていけると考えています。

そこで今回は1日の中での時間帯別過ごし方をお伝えしますので、ぜひご覧ください。

目次

1日におけるドーシャの変化とは?

アーユルヴェーダを学ぶ上で欠かせないドーシャ理論。ドーシャは私たちを司る生命エネルギーのことです。具体的に言えば消化や神経など、生きるために必要なエネルギーのことを指し、その働きを3つのタイプに表しています。

・ヴァータ
・ピッタ
・カパ

これら3つのドーシャはどのドーシャが優勢かによって個人の体質を分けていますが、実はドーシャとは常に変化をしています。

年齢や季節によって優勢となるドーシャに変化が起こりますし、1日の中でも優勢となるドーシャに変化が起きます。その変化は24時間を4時間ごとに分けて起こります。

そこで今回は、優勢になる時間帯別ドーシャを知り、体内のバランスを利用しながら理想的な1日を過ごすためのコツをお伝えします!

2:00〜6:00|ヴァータの過ごし方

この時間帯は風のエネルギーであるヴァータが優勢になります。目覚めに向かって体が起きてきて、特に4:00〜6:00は最も純粋な時間、神聖な時間と言われます。

少しずつ頭の中が覚醒に向かっている感覚と、夜明けの空と静寂さ。この時間に目覚め、活動し始めるのが1日を過ごす上で理想的と言われます。

風のエネルギーのおかげで体が軽やかでスッキリとした1日をスタートできるでしょう。

6:00〜10:00|カパの過ごし方

この時間帯は水のエネルギーであるカパが優勢となります。朝起きる時間が10:00に近づくに連れてなんだか目覚めが悪く、体が重く感じることはないでしょうか。

「寝過ぎで頭が痛い」という経験もあるのでは。水のエネルギーであるカパが優勢なので、どうしても気持ちも憂鬱になりがちな時間帯です。

可能であれば6:00前に起床し、時間に余裕を持った朝の支度をし、消化力も落ちますので朝食は軽めが良いでしょう。

10:00〜14:00|ピッタの過ごし方

1日の中でもこの時間帯は最も活動的な時間帯です。それもそのはずピッタが優勢となるからです。ピッタは火のエネルギーであり、とても活発で行動力に長けています。

この時間帯は精力的に過ごし、消化力も高い時間帯ですので、ランチはしっかり摂取すると良いでしょう。カツ丼やラーメンなど重ためのものを食べたい時は、ぜひこの時間帯をおすすめします。

食後はゆっくり休むというよりかは、軽く散歩をすると更に消化を助けてくれます。

14:00~18:00|ヴァータの過ごし方

この時間帯はどうにもまったりしてしまうことはありませんでしょうか。風のエネルギーであるヴァータが優勢となる時間帯です。

眠気が襲ってきたり、まとまりのない思考になりやすい時間帯ですので、無理せずブレイクタイムを設けた方が良いでしょう。あたたかい飲み物などでホッとひと息つくと少し心と思考が落ち着きます。

18:00〜22:00|カパの過ごし方

水のエネルギーであるカパが優勢となる時間帯。この時間からは体がおやすみモードに移行していきますので、心身共に少しずつペースダウンしていきましょう。

消化力も落ちていきますので、夕食は軽めに済ますと良いですね。寝る1時間前からは、なるべくSNSやテレビを控え、部屋の電気は間接照明にしていき、できることなら21時台にベッドに入ることをおすすめします。

22:00〜2:00|ピッタの過ごし方

この時間帯はいわゆるゴールデンタイムと呼ばれる時間帯ですね。火のエネルギーであるピッタが優勢となります。睡眠中に内臓がさまざまな働きをし、代謝と細胞の変換が行われる時間帯です。

この時間には消化活動も活発になり、新陳代謝も行われますので、美肌を育てるためにも貴重な時間となります。夜更かしすると翌朝胃もたれがしやすくなるのは、睡眠中に内臓がしっかりと働けなかったサインです。

22:00〜2:00はしっかりと体を休め、明日へ備えましょう。

まとめ

時間帯によって体の中ではエネルギー変化が起きています。そのエネルギー変化を感じることで、より心地良く毎日を過ごすことができますので、ぜひ明日から意識してみてくださいね!

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