【アーユルヴェーダ生活】モーニング白湯がおすすめな理由

2024年2月22日

アーユルヴェーダとは私たちの毎日に優しく寄り添うものです。中でも一番手軽に取り入れることができるアーユルヴェーダの知恵は、朝一番に白湯を飲むこと。では朝の白湯にはどのような効果があるのでしょうか。

朝に白湯を飲むメリット5つ

白湯を飲むタイミングは、朝一番の寝起きが最適と言われています。寝起きは胃にも小腸にも食べ物がほとんど残っていない状態のため、水分が大腸にまで届きやすいからです。

そして、大腸にまで届いた白湯は腸内に残っている毒素を大掃除し、体の外に排出してくれます。他にも白湯を飲むことで様々なメリットを得ることができるので、一つずつ見ていきましょう！

メリット１｜消化力アップ

朝に白湯を飲むメリットの１つ目として、消化力がアップすることです。白湯の熱はゆるやかに血管を拡張してくれます。そしてその働きにより胃腸への血流を増やすことなり、胃腸の動きをより活発にしてくれます。

白湯を飲み始めたらなんだか胃腸が軽くなった！という感覚をきっと味わえるでしょう。

メリット２｜基礎代謝アップ

朝に白湯を飲むメリット２つ目として、基礎代謝がアップすることです。白湯を飲むことで、血管が拡張され体の隅々まで血流が良くなり体があたたまります。そして体があたたまることで基礎体温がアップし、代謝も高めてくれます。

代謝が高まると痩せやすくもなりますので、白湯を飲むことは体に負担をかけることなく美容効果も得ることができる、大変優れた飲み物と言えるでしょう。

メリット３｜美肌効果

朝に白湯を飲むメリット３つ目として、美肌効果を得られることです。白湯を飲むことで、体の中の老廃物が排出されやすくなり、デトックス効果もあります。

よって、肌の新陳代謝も上がり、美肌効果へと繋がりやすくなることです。美肌効果だけでなく、基礎体温も上がりますので、顔色も良くなり健康的な印象へと導いてくれます。

メリット４｜便秘解消

朝に白湯を飲むメリット４つ目として、便秘の解消が期待されることです。白湯を飲むことで胃腸があたたまり、腸のぜんどう運動が活発になります。腸のぜんどう運動が活発化することで、腸内の不要な物を押し出す力が強まり、便秘解消の期待が高まると言うことです。

また、摂取する水分が増えることで便も柔らかくなり便が排出されやすくなる点も、便通解消へ効果的と言えるでしょう。

メリット５｜免疫力アップ

朝に白湯を飲むメリット５つ目として、免疫力がアップすることです。人は体温が下がると血流が滞り、免疫細胞の働きが悪くなります。免疫細胞は36.5度で働くようにできており、体温が1度下がると免疫力が30％下がると言われています。

一方、体温が1度上がることで免疫力が5倍〜6倍上がると言われており、白湯を飲み体温を上げることで免疫力アップの効果が期待できると言うことです。

白湯の正しい飲み方と作り方

白湯の正しい飲み方は基本的には50〜60度の状態で飲むこと。但し、自身のドーシャによって飲む温度は変わってきます。

・ヴァータ…熱すぎもなくぬるくもなく、やや熱め
・ピッタ…あまり熱いと胸焼けを起こすため、ぬるめ
・ヴァータ…熱めにしてフーフーと冷ましながら

白湯の作り方は厳密に言うと大きめの鍋にお水をたっぷりと入れ、沸騰させた状態で15分以上経過させてから飲みます。しかし、現代の生活スタイルでは現実的ではないところもありますので、その際は鍋もしくはヤカンにお水を入れ、直火で沸騰させることで十分です。もしくは電気ケトルでも構いません。肝心なのは、内臓をあたため消化力を上げることなので、ご自身で無理のない範囲で続けることが大切です。