花粉症対策に効果的!アーユルヴェーダで叶える快適な日々
春になると訪れる花粉。毎年悩まされ、憂鬱になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はアーユルヴェーダを通して、花粉症の予防&改善方法をお伝えしたます。どれも手軽に実践できることばかりです。ぜひ、明日から日々の生活に取り入れて、今年こそは快適な春を過ごしましょう!
花粉症が起こるメカニズムとは?
花粉症が起こるメカニズムは、私たちが個々に持ち合わせている体質と生活による影響が大きく関わってきます。症状があらわれるとアグニと呼ばれる消化力の低下が起こり、体の代謝機能に影響が出始めます。
その影響により、正常な粘液が分泌物として排出されず、体の経路(スロータス)を詰まらせ、さまざまな症状を引き起こすこととなります。鼻水が止まらない人もいれば、目の痒みが止まらない人など、症状はさまざまです。
人によってあらわれる症状に個人差が生じますが、基本的には体の中の消化力(アグニ)が低下することによる影響であることは変わりません。
花粉症とドーシャの関係
花粉症に関わるドーシャは主にカパとピッタになります。また、1年を通して春はカパが優勢になる季節であることから、カパが増えやすくなるので、日々の暮らしの中で調整が必要です。カパは水の性質になりますので、カパが増え過ぎるとむくみや冷えを誘発する傾向にあります。そして、その水は粘着性を持ちドロドロと淀むことでダルさや停滞感も引き起こします。
春はなんだか体が重く、五月病のようにうつ状態に陥りやすいのもカパが増え過ぎることが原因だったのです。花粉症においてカパが増えすぎた場合の症状は鼻水や鼻詰まり、くしゃみとなります。一方火の性質であるピッタが増え過ぎた場合の症状は、目の炎症や微熱、頭痛といった症状が引き起こされます。
花粉症を予防&改善する生活習慣とは?
ここからは具体的な症状別の対処法&予防法を解説していきます。
日々の生活の中に取り入れて少しでも快適に過ごせると良いですね!
食材&食事方法を見直す
花粉症が起こると消化力(アグニ)が落ち、体の中に未消化物(アーマ)が溜まりやすくなることで代謝機能が落ちてさまざまな症状が起きます。そこでアーマを溜めにくくするために、積極的に摂取すると良い食べ物、避けた方が良い食べ物をご紹介します。
【食べた方が良いもの】
・玉ねぎ
・しょうが
・にんにく
・はちみつ
・消化に良い食事
・あたたかい飲食物
【避けた方が良いもの】
・甘いもの全般
・乳製品
・さつまいも
・小麦製品
・冷たい飲食物
中でも食事中に白湯を飲むことは、消化の助けになりおすすめです。花粉症の時期はなるべくあたたかい飲食物を摂取し、老廃物を排出するよう心がけましょう。
適度な運動
体内の巡りを良くするために適度な運動は欠かせません。適度な運動を行うことで血流が改善されて体温が上がり、免疫細胞が活発に働き免疫力アップに繋がります。
また、運動をして体温が上がることで、カパの増え過ぎによる代謝機能の不調が改善されますので、花粉症対策をする上で運動は大変効果的です。ヨガやピラティスは体の中からじんわり温まりますので、運動が苦手な方にもおすすめの運動となります。
規則正しい生活
花粉症の症状が起きている時は体の中の代謝機能を上げることと、免疫力をアップさせることが大切になります。そのためには自律神経を整えるために日頃から早寝早起きを心がけて規則正しい生活を心がけましょう。
また、体に老廃物を溜めないためにも夕飯は少なめにし、温かい飲食物を摂取するようにすることも効果的です。
まとめ
アーユルヴェーダを通して花粉症に対する予防&改善方法をご紹介してきました。なるべく薬に頼らず、日々の生活習慣で改善できたら嬉しいですよね!ぜひ、明日から無理なく取り入れて心地良い春を楽しみましょう!