アーユルヴェーダ式、チャイでドーシャを整えよう!
なんだか寒くなってきたな…
夏の暑さはどこへ?そんな肌寒さを感じ始めると、自然と温かい飲み物を飲みたくなりますね。
そこで、今年は積極的にチャイを飲んでみてはいかがでしょうか。実はアーユルヴェーダとチャイはとても密接な関係があります。
この記事ではドーシャに適したチャイの飲み方から作り方までご紹介します。ぜひ自身の体調に合わせたチャイを飲んで、心身共にあたたかく過ごしましょう!
アーユルヴェーダとチャイの関係
アーユルヴェーダは「生命の科学」と言われており、幸せに生きるための予防医学でもあります。そこで、アーユルヴェーダの教えを日々の生活に取り入れる上で、食事の大切さを忘れてはいけません。
では早速、アーユルヴェーダとチャイの関係についてご紹介していきたいと思います。
アーユルヴェーダとチャイは、共にインド発祥です。インドにおいて牛は神様と同等に扱われるほど高貴な存在です。
そういった中、チャイはベースに牛乳を使用しており、アーユルヴェーダにおいて牛乳は積極的に摂取するべきものとされています。アーユルヴェーダにおいて牛乳はオージャス(活気)を高める飲み物とされていることから、元気がない時に飲むと大変効果的です。
しかし、唯一の難点が、冷えたまま飲むと胃腸の働きを弱めて消化の力を弱め、栄養がうまく吸収されなくなってしまうことです。
そこで、チャイの登場です!
さまざまなスパイスと共に、人肌に温められた状態で飲むチャイは、吸収も良く消化を助け、更にはドーシャも整えてくれる素晴らしい飲み物となります!
よって、気温も低くなり体が冷えやすくなるこれからの季節は、積極的にチャイを飲んでみてはいかがでしょうか。
オリジナルチャイの作り方
最近は、以前に比べて飲食店などで気軽にチャイが飲めるようになりました。お店によってチャイの味わいが違うので、お気に入りの1杯に出会えると嬉しいですよね。
しかし、チャイはお家でも手軽に作ることができます!自身のお好みでスパイスの量を調整することができるので、それこそオリジナルのチャイが作れるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【材料2〜3人分】
- 茶葉…大さじ山盛り1
- 砂糖…大さじ2
- 水…250ml
- 牛乳…250ml
- シナモンスティック…1/2本
- 生姜のスライス…2〜3枚
- カルダモン、クローブ、黒こしょう…各2粒
*シナモン、クローブは軽く砕木、カルダモンは縦に切り込みを入れる
【作り方】
- 小鍋に茶葉と水250ml、スパイスを入れて中火にかける。
- 湧いてきたら火を弱め、1分半ほど煮出す。
- 砂糖、牛乳を加え、時々かき混ぜながら弱火で沸騰する手間まで温める。
- 茶漉しで流しながらカップに注いで完成!
ドーシャ別チャイのカスタム方法
チャイはさまざまなスパイスを使用しますが、ここからはドーシャ別のカスタム方法をご紹介したいと思います。
増えてしまったドーシャを整えることができるのも、オリジナルチャイの良いところです。ぜひご自宅で作る際は、スパイスの量など調整してみてくださいね!
ヴァータ体質
ヴァータが増えると、心身共にナーバスになりやすくなります。その場合は、カフェインが含まれる茶葉は少なめにしましょう。
また、クローブやブラックペッパーは刺激が強めのため、量も少なめにすることをオススメします。温めたチャイでゆったりリラックスした時間を持つことで、増えてしまったヴァータが整うでしょう。
ピッタ体質
ピッタが増えると体内で熱を持ってしまいます。よって、カルダモンを少し多めに入れたチャイがオススメです。
カルダモンは身体を冷やし、発汗作用があるため、体温調節を助けてくれます。但し、茶葉やスパイスは火の要素が強いため、摂取のしすぎには注意しましょう。
カパ体質
カパ体質は身体を活性化させることが大切です。よって、活性化エネルギーを与えてくれるジンジャーを多めに配合すると良いでしょう。但し、牛乳はカパをの性質を増やすため、少なめに。
牛乳の代わりにアーモンドミルクを使用するのもオススメです。特にカパが高まり頻繁に頭痛を起こしやすい方は、アーモンドミルクが適しています。
まとめ
肌寒くなると温かい飲み物が飲みたくなるものですね。お家でくつろぎながら飲んだり、カフェでひと息ついたり…普段コーヒーを選びがちな方は、時にはチャイもいかがでしょうか。
自身の体質に合ったチャイを飲むことができたら、いつもより少しだけ上質な時間が過ごせるかもしれませんね。