セルフアビヤンガで毎日の生活に癒し時間を贈る方法

アーユルヴェーダを学ぶと、オイルマッサージの大切さを知ることができると思います。

オイルマッサージはアーユルヴェーダではアビヤンガと言われており、施術の一つとして行われています。

セラピストに行ってもらうアビヤンガは大変気持ち良いのですが、こちらの記事では自身で行うセルフアビヤンガについてご紹介していきたいと思います!

用意するものはオイルとバスタオルだけ。とても気軽に始められるので、ぜひご自宅でも至福の時間を味わってみませんか?

目次

セルフアビヤンガにおすすめの時間帯

セルフアビヤンガを行う時間帯は、午前中が良いとされています。理想的な流れは、朝起きて軽く水分を取り、そこからセルフアビヤンガを行います。

アビヤンガを終えた後は、シャワーを浴びて体を温め、余分なオイルや汗を流すことが大切です。1日の始まりにアビヤンガを行うことで、消化力が高まり、皮膚や子宮を浄化すると言われています。

ライフスタイルの関係上、朝にアビヤンガを行うことが難しい場合は、夜の入浴前に行うでも良いでしょう。

セルフアビヤンガに適した場所とは?

アビヤンガは全身にオイルを塗りますので、お部屋をあたたかくして行うと良いでしょう。特に冬場は寒さに震えないよう、室温に注意が必要です。

もしくはお風呂場で行うのもおすすめです。オイルを使用しますので、どうしてもオイルの汚れが気になってしまうこともあります。

その点、お風呂場で行うとお掃除もしやすいので、より気軽に行うことができるでしょう。

セルフアビヤンガに必要な物

用意する物はオイルと床に敷くバスタオルの2点だけ!

使用するオイルは太白ごま油を推奨しています。太白ごま油は透明で香りが殆どありません。

オイルマッサージを行う上で太白ごま油がおすすめな理由としては、以下の通りです。

・デトックス効果に優れている

・老化防止や疲労回復

・精神の落ち着きをもたらす

・保湿力が高く、美容効果が期待できる

・アレルギーが起きにくい

以上の点から、セルフアビヤンガを行う際は、太白ごま油を使用することをおすすめします。

キュアリング方法

太白ごま油を使用する前に、まずはキュアリングという作業を行いましょう。

キュアリングを行うことで、ごま油から不純物が取り除かれ、皮膚への吸収率が高まりやすくなります。

キュアリングの手順

①太白ごま油を鍋に入れて、弱火で温める。

②太白ごま油が90度になったら火からおろして、自然に冷めるまで待ちます。(この時、ごま油が110度以上にならないように気を付ける。)

①保存瓶に入れて完成!2ヶ月程度を目安に使い切りましょう。

セルフアビヤンガの行い方

ここからはセルフアビヤンガの行い方をご紹介していきます。

マッサージを行うには順番があります。

頭→顔(耳)→首→デコルテ→お腹→背中→臀部→脚→足(足裏)

つまり、頭から徐々に足先へと移動していきます。

ただし、ライフスタイルによっては全身をマッサージすることが難しい時もあります。その場合は頭頂部、耳、足裏の3点を行うようにしましょう。

なるべく毎日行うことがおすすめです。

手順

①オイルを耐熱容器に入れて湯煎で温める(時間がない時は温めなくても大丈夫!)

②オイルを手のひらでゆっくりと頭から順番に塗布

③そのまま15分ほどおく(この時、ゆったりとした気持ちで手で触れてあげると効果的!)

④ゆっくり湯船に浸かるか、シャワーを浴びて体を温める

オイルは約2分30秒で血液へ、約3分ほどで筋肉へ、そしてそこから約5分で骨髄へ行き渡ると言われています。ただし、急いでいる時は頭頂部、耳、足裏の3点のみを5分ほどでササっと行う程度でも大丈夫です。

アビヤンガはオイルを塗布して温めるまでがワンセットとなりますので、シャワーを浴びるところまで心がけましょう。

まとめ

アビヤンガはサロンでしか行えないと思われがちですが、自宅でセルフアビヤンガを行うことが可能です。しかも慣れてしまえば15分〜30分ほどで完了します。

日々の忙しさでなかなか自分自身の心と体に向き合うことを忘れてしまうこともあると思います。セルフアビヤンガは毎日頑張ってくれている自身の心身に向き合わせてくれる素敵な時間をもたらします。

ぜひ、新習慣として取り入れてみませんか?

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