肋骨周りが硬いとどうなる?ピラティスの胸式呼吸でほぐすメリット

日常生活で肋骨周りを意識することはあまりないかもしれません。

しかし、実は肋骨周りの柔軟性は、心身の健康を保つ上で非常に大切です。

今回は、ピラティスの胸式呼吸で肋骨周りをほぐすメリットを紹介します。

メリットを理解してピラティスを行うと、エクササイズの効果も格段にアップするでしょう。

目次

ピラティスの胸式呼吸で肋骨周りをほぐすメリット

ピラティスでは、インナーマッスルを効果的に鍛えるなど、多くのメリットがあるため、胸式呼吸を取り入れています。

胸式呼吸で肋骨周りを刺激し、固まった筋肉をほぐすと得られるメリットを4つご紹介します。

① 呼吸が深くなり、疲労感や集中力の低下を防ぐ

十分な胸式呼吸は、肋骨を広げ、周りの筋肉をほぐしてくれます。

そのため、肋骨が広がりやすくなり、たくさんの酸素が肺に送られるように。

深い呼吸によって酸素の取り込み量が増えると、細胞に栄養素が行き渡りやすくなるため、身体の疲労回復を助けます。

また、深い呼吸は脳にも十分な酸素を届けます。そのため、集中力の向上や、頭がすっきりする効果も期待できます。

② 体幹が安定し、姿勢改善につながる

肋骨周りが硬いと、肩こりや首の痛み、背中の張りが慢性的になり、肩甲骨の動きも制限されます。

この状態が続くと、猫背や巻き肩、ストレートネックなどを招き、見た目が老け込む原因にも。

ピラティスの胸式呼吸では、コルセットの部分にあたる腹横筋が自然に引き締まり、体幹の安定性が向上します。

体幹が安定すると、身体の中心軸を保てるようになり、日常でも正しい姿勢を維持しやすくなります。

③基礎代謝がアップする

肋骨周りの硬さは呼吸を浅くし、酸素不足を引き起こします。

すると、肺や心臓が不足を補おうと過剰に働くため、大きな負担がかかります。

その結果、心肺機能が低下し、基礎代謝が落ちて痩せにくい体になるのです。

しかし、肋骨周りをほぐし、インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝は向上します。

さらに、深い呼吸によって酸素がしっかり取り込まれると、細胞の働きが活性化され、脂肪燃焼効果も高まります。

④自律神経のバランスが整う

肋骨周りが硬く浅い呼吸が続くと、交感神経が過剰に働き、身体が常に緊張状態となります。

緊張状態が続くと、心身のリセットやリラックスができず、消化機能や睡眠機能も低下してしまいます。

一方で、ピラティスの胸式呼吸は、肋骨を広げて多くの酸素を取り込みやすくするため、適度に交感神経を刺激し、身体を活動的な状態に導きます。

やる気や集中力が向上するなど、日常の活発な状態をつくり出す効果があります。

まとめ

ピラティスの胸式呼吸で肋骨周りをほぐすメリットを見てきました。

肋骨周りがほぐれて深い呼吸ができると、血流や新陳代謝が促進され、疲労回復や集中力の向上につながります。

また、胸式呼吸のエクササイズで体幹が安定し姿勢が改善されると、慢性的な痛みや身体の歪みが改善に向かいます。

さらに、基礎代謝アップによる脂肪燃焼効果や、自律神経のバランスを整える効果も期待できるでしょう。

ピラティスのエクササイズが難しい場合でも、胸式呼吸をしっかりするだけで身体は良い方向へ変化します。

ぜひメリットを意識しながらトライしてみてください。

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