ピラティスと筋トレの違いとは?ボディメイクに役立つ3つの違い

ピラティスと筋トレはどちらも身体を鍛える運動ですが、目的やアプローチには大きな違いがあります。
ピラティスは、深層部の「インナーマッスル」に働きかけ、主に姿勢の改善と全身のバランス調整を目的とする運動です。
一方、筋トレは、身体の表層にある「アウターマッスル」を強化する運動です。
今回は、ピラティスと筋トレの違いを詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
ピラティスと筋トレの違い3選
ピラティスと筋トレには、鍛える筋肉や運動の種類、難易度などに違いがあります。
それぞれの違いを詳しくみていきましょう。
1.鍛える筋肉が違う
ピラティスは、身体の深層部にあるインナーマッスルを鍛え、姿勢改善や体幹の安定に効果をもたらします。
インナーマッスルがしっかり働くようになると、背骨や骨盤が本来あるべき位置に整うため、健康的で正しい姿勢を保ちやすくなります。
また、内臓の位置も整うため、お腹周りが引き締まり、基礎代謝が上がって痩せやすい身体にもつながります。
一方、筋トレは、身体の表層にあるアウターマッスルを重点的に鍛え、大きな力やボリュームのある筋肉をつくる運動です。
腕や脚、胸など目に見える部分に負荷をかけ、劇的な身体の変化やパワー強化を目指します。

2.運動の種類が違う
ピラティスは、呼吸を意識した有酸素運動です。
有酸素運動は、持続的に酸素を体内に取り込みながら行う運動で、脂肪を効率的にエネルギーとして燃焼できる特徴があります。
また、ゆったりとした深い呼吸は、精神的なリラクゼーション効果を得やすいため、穏やかにホルモンバランスを整える作用も期待できます。
筋トレは、短時間で高負荷をかける無酸素運動で、瞬発的な力や筋肉のパワー向上が期待できます。
代謝が向上し、脂肪燃焼効果もありますが、筋肉を大きく造り込むことに特化したトレーニングといえるでしょう。
3.負荷と難易度が違う
ピラティスは、負荷を調整しつつ、ゆっくりとした動きと呼吸で行うため、
年齢や性別を問わず、誰でも始めやすいエクササイズです。
特に、関節や筋肉への衝撃が少ないため、痛みを抱える人やリハビリ段階の人でも無理なく続けられます。
一方、筋トレは、一定の負荷をかけ続ける必要があり、継続と正しいフォームの習得が求められます。
また、筋トレは部分的に強い負荷をかけるため、元々の筋力や、体調によっては無理が生じやすい場合も。
そのため、特に運動初心者や体力に自信のない人は、負担の少ないピラティスで身体を整えるのが効果的なケースもあります。
まとめ

ピラティスと筋トレは、どちらも健康やボディメイクに役立ちますが、身体へのアプローチ方法が異なります。
ピラティスは、骨や関節の正しい位置を意識しながらインナーマッスルを鍛え、身体全体のバランスを内側から整えるエクササイズです。
筋トレは、主にアウターマッスルを強化して、筋力アップと劇的な体型変化を目的としたトレーニングです。
目的に応じてどちらかを選ぶか、あるいは両方を組み合わせて活用し、自分に合った方法で美しく健康的な身体を目指しましょう。
