新生活の緊張をゆるめる。呼吸×ヨガで心を整える習慣

春はライフスタイルの変化が多く、私たちの心と身体は、知らず知らずのうちにストレスを受けています。

「なんとなく落ち着かない」「夜になってもリラックスできない」と感じる方もいるのではないでしょうか。

そんなときこそ、呼吸とヨガで心をやさしく整えてみませんか?

今回は、初心者の方でもすぐに取り入れられる「呼吸×ヨガ」の習慣をご紹介します。

目次

春は緊張が高まりやすい季節

春はライフスタイルの変化が多く、私たちの心と身体は知らず知らずのうちに、ストレスを受けています。

新しい職場や学校にワクワクする一方で、環境の変化に適応しようとすることで、緊張や不安が高まりやすくなります。

その影響で呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが崩れやすくなることも。

浅い呼吸をしていると、脳や身体は「緊張が続いている」と感じ取り、気持ちが落ち着きにくくなります。

緊張が強まると、呼吸もしづらくなる?

呼吸が浅くなる背景には、身体のこわばりが深く関わっています。

日々の緊張やストレスを感じると、私たちは肩や背中、そして胸まわりの筋肉に、無意識のうちに力を入れてしまうことがあります。

その結果、身体全体が無意識のうちに固まってしまうのですね。

このような状態に陥ると、呼吸をする際に肋骨(ろっこつ)と肋骨(ろっこつ)の間で伸び縮みする筋肉である肋間筋(ろっかんきん)の動きが制限され、

肋骨(ろっこつ)で囲まれた胸の部分全体、胸郭(きょうかく)が十分に広がりにくくなります。

特に、猫背の傾向がある方や、肩こりを抱えている方は、胸が開きにくい状態になっていることも多く、ゆったりとした深い呼吸をすることが難しいと感じやすいかもしれません。

ヨガで身体を優しくゆるめ、胸や背中を丁寧にほぐしてあげましょう。

そうすることで呼吸の通り道が広がり、より深く、心地よい呼吸がしやすくなります。

呼吸を深めるヨガポーズ3選

ここでは、初心者の方でも無理なく取り入れられるポーズを3つご紹介します。

朝の目覚めや夜のリラックスタイムに、ぜひ取り入れてみてください。

キャット&カウ(背骨の動きをなめらかに)

こんなときにおすすめ

朝の目覚めに、または気分を切り替えたいとき

やり方

1. 四つ這いになります。手は肩の真下、ひざは腰の真下に。

2. 吸いながら背中を反らせて、胸を開き、視線を斜め上に(カウ)

3. 吐きながら背中を丸めて、おへそをのぞき込むように(キャット)

4. 呼吸に合わせて、ゆっくり5回くり返します

ポイント

背骨の動きをなめらかにすることで胸が開き、呼吸が深まりやすくなります。

チャイルドポーズ(安心感を取り戻すやさしいポーズ)

こんなときにおすすめ

寝る前や、ストレスを感じたとき、気持ちを落ち着けたいとき

やり方

1. 正座になり、上半身を前に倒します

2. おでこを床につけ、腕は前に伸ばすか身体の横に置きます

3. 呼吸に意識を向けながら、3〜5分ほどキープ

ポイント

背中や肩の緊張がゆるみ、心にも安心感が広がります。

深い呼吸が自然に入りやすくなり、気持ちがゆったりと落ち着いていきます。

仰向けの合掌ポーズ(心を整える静かな時間)

こんなときにおすすめ

1日の終わりにリラックスしたいときや、気持ちを静めて眠りにつきたいとき

やり方

1. 仰向けに寝て、両足を楽に伸ばします

2. 胸の前で手を合わせて、軽く目を閉じます

3. 腹式呼吸を意識しながら、ゆっくり5〜10呼吸続けましょう

ポイント

身体を完全にあずけて、呼吸のリズムだけに意識を向ける時間にします。

自然と心が静まり、穏やかな気持ちに整っていきます。

おわりに:呼吸とヨガで、自分をやさしく整える時間を

新しい季節を迎えると、不安や緊張を感じやすくなることがあります。

そうした気持ちに気づいてあげることが、自分を大切にする第一歩です。

呼吸とヨガは、がんばりすぎてしまいそうな日々にそっと寄り添い、心と身体をやさしく整えてくれる習慣です。

数分だけでもかまいません。

自分と向き合う時間をつくることで、呼吸が深まり、気持ちも少しずつ落ち着いていくのを感じられるはずです。

新生活で感じる緊張や不安は、あなたの心からのサイン。

ヨガと呼吸で、今日も自分を丁寧にケアしてあげましょう。

毎日を心地よく過ごすヒントとして、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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