前足の動き
屈曲
・前足の股関節は深く屈曲し、大腿骨が骨盤に引きつけられます。
・膝関節も同時に屈曲し、約90度の角度で体を支える形になります。
・この屈曲により、前足は体重を支えながらバランスを保ちます。
外転
・前足の股関節は外転し、大腿骨が身体の中心から外側へ開く動きをします。
・この動きによって、骨盤が開く動作により股関節の可動範囲が広がります。
外旋
・前足の股関節は外旋し、大腿骨が外方に回転します。
・この外旋により、股関節の可動域がさらに広がり前足の安定性が向上します。
後足の動き
伸展
・後足の股関節は伸展し、骨盤から大腿骨が後方へ伸びます。
・膝関節も軽く伸展し、床に接地することで、後足が安定し全体のバランスを支えます。
内転
・後足の股関節は内転が起こり、大腿骨が身体の中心線に向かう動きをします。
・この内転により、骨盤が安定し身体全体の姿勢が整えられます。
内旋
・後足の股関節は内旋し、大腿骨が内方に回転します。
・この内旋により、後足の股関節と骨盤が正中線に寄り安定した姿勢を保ちます。
脊柱の動き
頚椎の動き
・トカゲのポーズでは、頚椎(首の部分)は基本的に中立の位置を保ちます。
・頭が前方に過度に傾いたり後ろに反り返らないようにし、背骨全体と連動して首から背中にかけて自然なラインを保ちます。
・これにより、首への負担が軽減され、姿勢が整います。
胸椎の動き
・胸椎(背中の上部)は軽く屈曲しますが、同時に伸展も意識します。
・胸を広げるようにしながら脊柱全体を伸ばすことで、胸郭が開き、呼吸が深くなります。
・特に、背骨を伸ばした状態を維持しながら、肩甲骨の動きと連動して胸椎の伸展がサポートされます。
腰椎の動き
・腰椎(腰の部分)は、ポーズの安定を支えるために伸展と軽い屈曲が連動します。
・腰を反らしすぎないように注意し、股関節や骨盤の動きと協調させることで、腰椎の正しい位置に維持されます。
・これにより、腰への負担が軽減され、下半身の動きをサポートします。
前足の筋肉
大腿四頭筋
・股関節の屈曲をサポートし、前足で体重を支えます。
内転筋群
・前足を身体の中央に引き寄せ、バランスを保つ役割を果たします。
後足の筋肉
ハムストリングス
・股関節の伸展をサポートし、後足を安定させます。
内転筋群
・股関節を内転させ、骨盤の安定を保ちます。
脊柱の筋肉
腹直筋
・体幹を安定させ、脊柱を前屈させる際に収縮します。
脊柱起立筋
・背中を伸ばすために収縮し、脊柱を伸展させます。
前足の筋肉
内転筋群
・股関節の外転・外旋 /(伸展)時に弛緩し、前足の内側にかかる負荷を和らげ、可動域を確保します。
後足の筋肉
腸腰筋
・後足の股関節を伸展させる際に弛緩し、骨盤の前傾を促します。
・この筋肉が弛緩することで、腰椎の自然な伸びを引き出し体幹の安定を助けます。
大臀筋
・股関節の屈曲をサポートするために伸び、後足を安定させます。
・弛緩することで、股関節の柔軟性を高め、後足の伸展を補助します。
脊柱の筋肉
脊柱起立筋
・背骨を伸ばす際に弛緩し、脊柱の屈曲や伸展に対応します。
・脊柱起立筋が柔軟に動くことで、背骨全体の自然なカーブを保ち、体幹が安定します。