ヴェーダとヨガ

こんにちは。継 TSUNAGU YUJ インストラクターのMikiです。ゆる哲コラムでは、ヨガの哲学の面白いなあ〜という部分を少し味見する形でお話していきます。つまみ食いって一番美味しく感じるのは何故なんでしょうね。

テーマはVedas(ヴェーダ)とYogaヨガについて。

前回のゆる哲2「ヨガの歴史と起源」でご紹介しましたが、ヨガの教えには必ず原本が存在するのでしたね。Vedasはその中でも最古の聖典と言われています。

目次

Vedas(ヴェーダ)について

紀元前1000年ごろ〜紀元前500年ごろにかけてインドで編纂された宗教文書の総称のことで、Vedaとは「知識」という意味があります。長い時間をかけて口述や議論を受けて来たものが後世になって書き留められ、記録される形で伝承されています。

もう少し詳しくみていくと、Vedasは4つに分類することができます。Vedasで複数形ですしね。

1.Rig veda(リグ・ヴェーダ

最古のヴェーダで最も重要と言われています。多くの神について書かれている讃美歌。

2.Sama veda(サーマ・ヴェーダ)

リグ・ヴェーダに記されていないことを補足。音楽的要素を強調した文献で、祭祀(さいし)の際の歌唱に使われます。

3.Yajur veda(ヤジュル・ヴェーダ)

祭祀の実施に必要な呪文や祭式の説明が記されている。火の儀式のマントラ。

4.Adhar veda(アタルヴァ・ヴェーダ

後に成立したとされ、呪術や医療に関する知識、日常生活に役立つ呪文が収録されています。

すごく余談ですが、私は「いつか英語が堪能になりたいな…と思いながら10数年過ごしているのですが、日本語で哲学を学ぶよりも英語で理解したほうが理解が深まるのでは?と思うことが多々あります。

オリジナルの言語で学ぶが一番だとは思いますが、サンスクリット語は未知の世界すぎるし。現にヴェーダというと複数の詩が集まってますよという背景が「s」の文字1つで消えてしまうんですよね。

分類

4つの分類があり、さらに4つの層にも分けられるVedasの影響は大きく、この後にたくさんの流派が生まれることになりますが、Vedasを信じるもの「Asrika」と信じないもの「Nastika」というカテゴリーが登場していきます。

Astikaの代表的なもの:Samkhya, Yoga, Nyaya, Vedanta
Nastikaの代表的なもの:Buddhism(仏教)、Jainism(ジャイナ教)

それくらい、ベースにVedasがあるかないかというのも哲学をみていく上では大切なことなんですね。ヴェーダの文献は、その成立と宗教的・哲学的内容に基づいて、主に四つの層 “ストラタ” に分類されます。

1.Samhitas
最も古い層で、各ヴェーダの核となる部分。神に対する詩・歌。リグ・ヴェーダのサンヒターには、古代の神々へ捧げられた1,000を超える賛歌が集められており、その他のヴェーダ(サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダ)も、それぞれ独自のサンヒターを持っています。

2.Brahmanas
儀式について説明するもの

3.Aranyakas
森の中で瞑想している人たちがつくったもの

4.Upanishads
Vedasに基づいた条約

Vedas(ヴェーダ)の概念

Vedas重要な概念も見てみましょう。

・Rita(リタ):宇宙、自然の秩序
・Dharma(ダルマ):Ritaの道のりを辿ること、Ritaを守る義務
・Karma(カルマ):行為・行動。全てのKarmaの1番優れたものは生贄である
・Rishi(リシ):Vedasの著者
・Tapas(タパス):熱、特定の練習

ここで面白いのは時代が進むと同じ単語でも捉えられる意味が変わってくるところなんです。カルマなんかはみなさんも聞いたことがあると思いますが、この時代のKarmaは私たちの知っているカルマの法則的なカルマとは少し違って、純粋な行為そのものを指す言葉、というところなんですね。

Vedas(ヴェーダ)の視点でみる人生の目的

Vedas的な考えにおける人生の目的は多層的で複雑な意味を含んでいますが、ざくっとすると3つの言葉で表すことができます。

・Dharma(ダルマ):Rita(自然の秩序)を保つこと
・Artha(アルタ):豊かさ、経済的な価値観
・Kama(カーマ):快楽、芸術を含んだ精神的な満足

Dharma-Artha-Kama
自然・宇宙の秩序を保ち、豊かさを感じ、精神的にも満たされること

まとめ

ヨガ哲学を学んでいくと、もっと複雑な言葉でみるものと見られるものの融合や魂の解脱などがヨガの目的です、と解かれることもあるのですが、、それに比べてVedas的人生の目的、シンプルじゃないですか?さすが最古!わかりやすい。これは同意!と思ったのを覚えています。ざくっとしか考えていないから言えることでもありますが(笑)。

ヨガ哲学の大元となるVedasの考え方をご紹介しました。

まだYogaという言葉は出てこないのですが、Yogaを考えていく上で重要な概念や言葉がありましたよ。今後に繋げていきましょう。(ちゃんと繋がるかしら。)

次回もお楽しみに。ありがとうございました。

Miki

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